町長メッセージ(R6.4.5)
決意新たに~熱意のある仕事を~
昨年の訓示では、上郡町が大きな転換期を迎えているということをお話させていただきました。
その事例として、1つは、人事・組織面での転換点、多くの課長・副課長の顔ぶれも変わり、職員の平均的な年齢層が低くなる一方、町民の高齢化率は高くなっていること。つまり、若い私たちそれぞれが、高齢化が進む町について、将来どうあるべきか考え、最善の策を打ち出さなければならないこと。
2つめは、私たちを取り巻く環境が急激に変化していること。そのため、これまでと同じやり方では課題解決につながらず、通用しない時代になっており、常に変革が求められている。というお話をさせていただきました。
このような困難な時代ですが、皆さんの仕事ぶりをみますと、大幅に体制が変わったものの、どの課も前向きに取り組んでいただいたと感謝しています。特に、複数の課にまたがる案件では、各課が協力して課題解決に取り組んでいただきました。
また、町長の指示事項として「こども家庭センター」を開設し、出産前からの子育て世代への相談業務の強化や、窓口のワンストップ化を実現することができました。
町長訓示
西播磨の地域の中でも先導的に取り組んでいる当町の有機農業への取組みも、こども園での提供や、生産者の協議会・講習会も回を重ねるごとに機運が高まってきているように思えます。今年の早い時期に上郡町は「オーガニックビレッジ宣言」を行うところまで取組みが深まってきました。
移住者も着実に増えていて、以前に比べて上郡町は活気が戻りつつあり、前向きに取り組んでいる町だと評価をいただいています。また、町長就任後3年目となりましたが、町をよりよくするための協力者が、日々増えていることは大変喜ばしいことです。
この度、地域おこし協力隊に、新たに2名の隊員が加入いたしました。お二人ともそれぞれの分野で専門的な知見をもっておられる方で、これまでの勤務先でも大きな実績を残されている方です。町の活性化のため、今後の活躍に大いに期待しています。
大学や企業との連携もこれまで以上に深まっています。町を取り巻く課題解決のために、これからも町と一緒になって取り組んでいただけるものと確信しています。
このように、上郡町は着実に明るい方向へと進んでいます。
辞令交付
私の一期目の残された任期はあと1年余りとなりましたが、特に、仕事に対する「熱意」を意識し、町民の心を動かし、理解を深め、困難な課題を1つでも解決に結び付けたいと考えています。
課長・副課長・係長など幹部職員だけでなく、すべての職員の皆さんが、仕事に向き合う「熱意」、「熱量」を大事にしながら、困難なことでも前向きに捉え、常にプラス思考で業務に取り組んでいただくようお願いいたします。
さて、今日から8名の新入職員の皆さん、そして兵庫県からの派遣で企画広報課へと配属となった石原参事が我々の仲間となりました。心から歓迎をいたします。
新入職員の皆さんに申し上げます。これから始まる公務員の仕事は、町民の力になり、地域と関わり、生涯を通じて地域社会に貢献する仕事です。
与えられた仕事を着実にこなすことが求められますが、そのためにもまずは自分の能力を一所懸命に磨くこと。そこに集中して頑張っていただきたいと思います。そして、毎日の仕事の中にも楽しさややりがいを見つけて、人として大きく成長してくれることを願っています。
上郡町では、人事交流や自主的な学びの支援策を用意し、これからも充実させていきたいと考えています。そして、困ったことがあればいつでも私に相談してください。
最後になりますが、「すべての世代が愛着を持ち住み続けられる町」の実現に向けて、職員の皆さんと一緒に様々な課題に果敢に挑戦していきたいと考えています。
「上郡町の強みを活かして日々挑戦する」このような熱意を持って全力で町政運営にあたっていきたいと決意を新たにしております。皆さん、一緒に頑張っていきましょう。
以上、新年度にあたっての訓示といたします。
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更新日:2024年04月19日