町長メッセージ(R4.10.10)

朝の澄み切った空気や金色の稲穂が風にそよぐ光景に、秋の風情を感じる好季節となりました。
先日、秋の交通安全運動の一環として、相生警察署、上郡町交通安全協会、上郡高校、上郡町が参加して、交通安全の啓発を行いました。高校生が育てた花の苗や、パンフレット、反射板などを街頭にて一人ひとりに声をかけながら配布させていただきました。これから秋が深まるにつれ、日没時間が早くなってきますが、夕暮れ時は特に重大事故が多発する傾向にあります。ライトを早めに点灯するなど、周囲への注意喚起と一層の交通ルールの遵守をお願い申し上げます。

10月から、コミュニティバス「愛のり号」、予約型乗り合いタクシー「ほほえみ」などの地域公共交通について、運行区域の拡大や定額料金の導入など、皆様により利用しやすい形にして運行を始めました。コミュニティバス「愛のり号」の外観は明るく鮮やかな赤紫色（マゼンダ）にしました。町木「つばき」、町花「ダリア」、かみごおりさくら園などの桜、「くらい桃」などを連想させる色として、赤紫色をバスの塗装色に採用したものです。

先月、各家庭に上郡町公共交通時刻表をお届けさせていただいておりますが、もうご覧いただけたでしょうか。時刻表にはバスの時刻表や運行ルート、デマンドタクシーの予約方法などを記載しています。皆様の外出を、より便利にするためにこれからも工夫を重ねてまいります。どうか積極的にご利用いただき、皆様にとって愛着のある公共交通となることを願っています。

10月3日には、関西電力株式会社の社内ベンチャー企業であるTRAPOL合同会社との間で、西播磨の市町では初めてとなる「総務省の地域活性化企業人制度」を活用した人材派遣締結を行い、同社から上郡町に1名の人材派遣をいただくこととなりました。民間人材を活用し、観光振興の体制づくりを強化したいと考えています。
具体的には、上郡町観光協会の法人化支援、観光資源の掘り起こしや観光プロモーション実施に向けた支援、観光に携わる人材の育成などを目指しています。観光で上郡町を訪れた方が、町民の皆様との絆を深め、この町に住みたいと思ってもらえるよう、新たな取り組みに努めてまいります。