町長メッセージ(R5.11.24)

「シビックプライドの醸成」を目指して

朝晩の冷え込みが身に染みる季節となり、11月も残すところあとわずかとなりました。10月には体育大会やスポーツイベント、11月には文化祭等の多くの催しが開催されました。どのイベントもコロナ禍前の賑わいを取り戻しており、大変喜ばしく思っています。

鉄道ジオラマを走るスーパーはくと

さて、役場ロビーにおいて、町民の方からご寄付をいただき展示中の鉄道ジオラマを「鉄道の日」を記念して10月10日に走らせました。鉄道模型には、新幹線や全国でも今や貴重な車両となっている115系電車（湘南色）に加えて、このイベントにあわせて智頭急行株式会社から、スーパーはくとの模型車両を貸与いただきました。

町主催のイベントとしては小規模なものでしたが、新聞やラジオにも取り上げられ、来庁者からも好評で、期間を延長して対応しました。何より子どもたちに喜んでもらえたことに私も大変嬉しく思っており、職員もやりがいを感じたのではないかと思っています。これを機会に町内を走る鉄道に少しでも興味を持ち、地域の公共交通への理解が深まれば幸いです。

人の成長過程で「子どもの頃に何に触れるか」はその後の自我を形成するうえでも非常に大切なことだと思います。今後も「子どもと環境をより大切にする町」を目指して様々な事業を展開していきたいと考えています。

ブロック塀撤去を手伝う町長

完成したウッドデッキ

10月11日から13日まで、早稲田大学人間科学学術院との連携協定による事業の一環として、駅前にある町営住宅の改修作業がスタートしました。

住宅をどのように改修し、どう活用するかについては、「上郡未来セッション」という町民有志によるグループが幾度も検討を重ねてきました。第1段階として、道路に面していたブロック塀を撤去し、ウッドデッキを作り開放的な空間を演出します。佐藤将之教授と地域おこし協力隊の野邉さんが現場を率いて作業を行いました。私も現地の様子を見に行ったのですが、作業する皆さんがより良いものを作ろうとする姿を目の当たりにし、自然と作業に加わっていました。また多くの方から資材の提供や温かい言葉をいただき、感謝しています。このように「この町をよくするため自分たちで何かをやってみよう」ということは、本年度の施政方針にも掲げた「シビックプライド」の醸成にもつながります。こうしたプラス思考の発想を町長として今後も育て応援していきます。

兵庫県12町長による地元選出議員への要望活動（加田裕之参議院議員へ要望書を提出）

私の公務も非常に多忙で、11月上旬から年末にかけ、国・県等の関係機関、国会議員への要望活動や知事との懇話会など、対外的な活動が多く予定されています。また、町内でもこれまで新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を見合わせていた地区懇談会を再開しています。これらの場を通じて有意義な意見交換ができるよう願っています。

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