9月10日は「下水道の日」です

更新日:2023年08月15日

下水道 みえないところで ファインプレー (令和5年度の下水道推進標語)

「下水道の日」は1961年(昭和36年)、著しく遅れている下水道の全国的な普及を図る必要があることから、このアピールを全国的に展開するため、「全国下水道促進デー」として始まりました。2001年(平成13年)、旧下水道法制定100年を迎え、ちょうど21世紀のスタートの年と重なったことから、より親しみのある名称として「下水道の日」に変更されました。

なぜ9月10日?

「下水道の日」が9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンである210日を過ぎた220日(立春から数えて)が適当であるとされたことによります。

下水道の歴史

明治時代(約150年前)日本では、低地にたまった汚水が雨で街に広がり、コレラが大流行して、16万人もの人が亡くなりました。東京などでは、その汚水を処理するために、下水道を作り始めましたが、広げるには長い時間とたくさんのお金がかかりました。現在では全国で約80%の人が下水道を使えるようになりました。

一般的な下水道の役割

普段は目にすることのない下水道。しかし、下水道は見えないところで私たちの安全・安心で、快適な生活を支えています。

1.まちを清潔にする

私たちが家庭などで使って汚れた水(汚水)は、家の下にある排水管を通って下水道管に流れていき、下水処理場に運ばれていきます。下水道が整備されることで汚水が直接まちに流れなくなるため、まちが清潔に保たれ、ハエ・蚊等の害虫や悪臭の発生も防ぐことができます。

2.まちを浸水から守る

近年、雨の降り方が変わってきています。1時間50ミリリットルを超える集中豪雨の年間発生数がここ数年増えてきているほか、短時間で局地的に大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」の発生件数も年々増えています。雨をすみやかに排除し、私たちの暮らしを守ることも下水道の大きな役割。まちに雨水が溜まり水浸しにならないよう、素早く排水してくれているのです。

3.身近な環境を守る

家庭などから下水道管を通って流れてきた汚水は下水処理場に運ばれます。下水処理場でさまざまな処理を行いきれいになった水は、消毒して川などへ流します。

4.エネルギー・資源を創る

下水処理場では、汚水をきれいに処理するだけでなく、下水処理場できれいになった水を再生水として利用したり、下水処理の過程で発生したバイオガスを自動車燃料や都市ガスとして利用したり、下水汚泥からリンを回収して肥料を作ったり等、エネルギー・資源を創りだしています。

下水道への接続をお願いします

下水道は、下水道を利用することができる皆様が接続することによってはじめて、下水道の目的である公衆衛生の向上や公共用水域の保全に資することができるものです。公共下水道が使用できる区域にお住まいの方で、接続が完了していない方は、下水道への接続をお願いします。

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上下水道課

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兵庫県赤穂郡上郡町與井380

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