○上郡町民憲章
昭和52年3月12日
告示第1号
上郡町民憲章
美しく恵まれた自然と伝統のなかに生きるわたくしたちは上郡町民としての誇りと自覚をもち、みんなで心を合わせ、より明るく住みよい豊かな町づくりをめざし、町民の総意によってこの憲章をさだめます
1 ひとりひとりを大切にし、善意と愛情にみちたしあわせの輪をひろげます。
1 生涯を学びつづけ教養と文化を高め、ゆたかな心を育てます。
1 相手の立場を重んじ礼儀をただし、住みよい地域づくりをすすめます。
1 恵まれた自然を愛し、調和のとれたより美しい環境づくりにつとめます。
1 安全と保健につとめ、心身ともに健康で明るい家庭をきずきます。
「上郡町民憲章」制定の主旨
わたくしたちの上郡町は、清流千種川をはじめ美しく恵まれた自然と、幾多の伝統にはぐくまれたまちです。
また、新しい上郡町として出発してからことしで22周年を迎え、すでに国道に昇格され町の中央を走る373号線、開通を目前にひかえた国鉄智頭線、さらに住宅団地等と相まって、わが上郡町は産業、交通の要地、播磨臨海工業地帯のベットタウンなど、未来へ大きくはばたこうとしています。
わたくしたちは、この恵まれた郷土に誇りをもち、先人の築いてきた文化と伝統を正しく受けつぎ、より「調和のとれた、住みよい、豊かな町づくり」をめざし、町民の願いと目標(町民憲章)をさだめるものです。
実践目標
ひとりひとりを大切にし、善意と愛情にみちたしあわせの輪をひろげます |
(福祉)
子供から老人までひとりひとりが平和で幸せなくらしがおくれることは、町民すべての願いです。
わたくしたちは、恵まれない人や困っている人にはつねに温かい手をさしのべ、お互いに助け合い、いたわりあっていきたいものです。
◎ 人権を尊重して住みよいまちをつくろう
◎ 恵まれないひとびとを助け励まし合おう
◎ 人に親切をつくそう
◎ 老人や子供に愛情を寄せよう
◎ 家庭にだんらんをもたらそう
◎ 老人に生きがいのある家庭をつくろう
生涯を学びつづけ教養と文化を高め、ゆたかな心を育てます |
(教育文化)
上郡町には数多くの文化財が遺されています。これら先人の築いてきた文化を後世に伝えていくことはわたくしたちのつとめです。
また、新しい文化をうみ出していくことも大切です。
そして、生涯を学びつづけて豊かな心を養うとともに、次代を担う青少年をすこやかに育て、あすの上郡町を築きあげていきたいものです。
◎ 家庭・学校・社会が手をつなぎ青少年の健全な育成につとめよう
◎ 教養を高めるため読書に親しもう
◎ 青少年の自主性を育て、社会性をのばそう
◎ 史跡や文化財を大切にしよう
◎ 芸術を愛し、文化のかおる楽しいまちをつくろう
◎ あらゆる学習の場にすすんで参加し、生涯教育につとめよう
相手の立場を重んじ礼義をただし、住みよい地域づくりをすすめます |
(協調)
明るく住みよい町づくりは、あたたかい人間関係からはじまります。
わたくしたちは、お互いに「理解しあう」「助けあう」という人間として町民として守るべきことを心にきざみ、たえず相手の身になって自らを律していきたいものです。
◎ 相手の身になって考えよう
◎ お互いに話し合ったことは実行しよう
◎ 人に迷惑をかけないよう心がけよう
◎ きまりを守り責任を重んじよう
◎ となり近所は仲よく助け合おう
◎ あいさつをかわそう
恵まれた自然を愛し、調和のとれたより美しい環境づくりにつとめます |
(環境)
上郡町はすばらしい自然にあふれています。清流千種川、山々の緑など。
わたくしたちは、この恵まれた自然に感謝し、人間と自然との調和した美しいまちをつくりあげていきたいものです。
◎ 川やあき地などにごみを捨てないようにしよう
◎ 公共の施設や建物を大切にしよう
◎ 草木や動物を愛し、自然の風物を守ろう
◎ 家庭にも花や木を植え、花と緑でつつもう
◎ 清潔で公害のないまちをつくろう
◎ 郷土を愛し自然を守ろう
安全と保健につとめ、心身ともに健康で明るい家庭をきずきます |
(健康)
健康はわたくしたちにとって最も基本的な願いであり、そこから生まれるほほえみは、家庭や社会を明るくさわやかにします。
わたくしたちは、積極的に心身の健康につとめ、明るく活気のある毎日を送りたいものです。
◎ 運動に親しみ心身の健康につとめよう
◎ 仕事に打ちこみ働く喜びをもとう
◎ 交通ルールを守りいのちを大切にしよう
◎ 常に保健に留意し丈夫なからだに鍛えよう
◎ 身の安全と事故防止につとめよう
◎ いつも明るい心ですこやかにくらそう